World Baseball Classic 2009(日本代表編 其ノ壱)

kumata2009-03-30

第二回ワールドベースボールクラシックWBC)も終わりました。
日本代表チームは連覇おめでとうございます。


前回のWBCでは2次リーグで勝敗数が並び、失点率で日本が準決勝に進むという、微妙なレギュレーションでしたので、今回は負けが続いたチームから脱落するという「ダブルイルミネーション方式」で、ベスト4まで決定していきました。
その弊害として、1.同じチームと複数回対戦する可能性が高い 2.同一プール内で対戦しないチームがある 3.試合数がチームによって区々 という問題が生まれたため、次回のWBCでは違った方法で1次,2次ラウンドをすすめていく事になるでしょう。


まずは1次ラウンドについて
日本、韓国、台湾、中国といういつものアジア4国による対戦は、誰もが予想した通り中国と台湾が脱落しました。
中国 vs 台湾の試合では北京五輪に続いて中国の勝利、MLBマイナー選手ら辞退者が相次いだ台湾は元気なく脱落第一号となったわけです。中国人メジャーリーガーが誕生するのはもう時間の問題かもしれません。

日本 vs 韓国は予想通り、熱い試合となりました。
やはり投手がしっかりしている同士、ロースコアの展開になるのは予想通り。
巧打の日本と強打の韓国、この対決は勝ったり負けたりで最後まで続くのです。


2次ラウンド
予想通り、2次ラウンド進出国は日本、韓国、キューバ、メキシコとなりましたが、1次ラウンドの1,2位決定戦に敗れた日本はいきなりキューバ戦から始まりました。
アメリカ・サンディエゴでの「再戦」となったこの試合、日本代表の先発はやはり松坂大輔キューバの先発は100マイル左腕のチャプマンです。
3回表に3点を先制した日本は松坂が6回を無失点で投げきり、岩隈、馬原、藤川の豪華リレーでキューバ打線を完封します。打線も小刻みに加点、特に9回表の6点目が見事でした。

2次ラウンド2戦目の韓国戦は1回裏に3点を先制され反撃出来ずに敗戦、敗者復活戦(敗者決定戦)で再びキューバと対戦しました。
日本の先発は昨年の沢村賞投手岩隈、フォークとシュートを匠に操りキューバ打線をいなすように打ち取っていきました。打線も4回表の相手エラーでの先制点以降は小刻みに加点、やはり9回表の5点目が大きかったと思います。岩隈からバトンを受けた杉内の見事なピッチングも光りました。

2次ラウンドの1,2位決定戦は4度目の日韓戦。1位になれば次の相手はアメリカ、2位になればベネズエラで決勝戦前に一日休養日も開くという条件。なんとなく、韓国チームに勝利への執念が感じられないまま、日本が6-2で勝利。この試合で内川左翼手アメリカ上陸後チーム第一号となるホームランが出ています。