F1事件

テレビ中継ではベネトン時代も含めて長い間ルノーにいたジャンカルロ・フィジケラへのフラビオ・ブリアトーレの無線が何度かオンエアされている。
その多くが彼を叱咤するものだったが、ネルソン・ピケ(jr.)が「レース中にブリアトーレに脅された」と言うのもおそらく似た類いのものであろう。


さて、フィジケラルノーに在籍中、彼のパートナーはフェルナンド・アロンソだった。
アロンソが2年連続で優勝した2006年のレースを見て思った事とか↓
トルコGP(何故トラブルはフィジケラに集中?)http://d.hatena.ne.jp/kumata/20060828
スペインGP(フィジケラに疑問)http://d.hatena.ne.jp/kumata/20060515#p1
サンマリノGP(アロンソvsシューマッハhttp://d.hatena.ne.jp/kumata/20060424#p1


そして、2007年にマクラーレンに移籍したアロンソはチームメイトであるルイス・ハミルトンとの確執問題を起こす。マクラーレンは昔からチームオーダーも無く、2人のドライバーを競わせるチーム。
つまり、アロンソはチームの明確なファーストドライバー、チーム代表からの「特別」サポートを受けながらでないと結果を残せていないと言える。
セカンドドライバーの宿命と言ってしまえばそれまでかもしれないが、アロンソのチームメイトばかりが損をして・・・かわいそうすぎる。


そして2008年、ルノーアロンソが戻ると、損をする役から逃げるようにヘイッキ・コバライネンマクラーレンに移籍。代わりにアロンソのサポート役をネルソン・ピケ(jr.)が引き受けることになったのだが、その結末が今回のクラッシュゲート事件だった。



ところで、マクラーレンのスパイ事件があった2007年はマクラーレンチームのコンストラクターズポイント剥奪という処罰があったが、今回のルノーには無かった。
F1の不透明さというか、何かしら裏がありそうなところが嫌であり、おもしろくもある(苦笑